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俺氏、捨て子を拾いました

第6章 金がない。





「こんなラリってる辰海さんを連れていくんですか? 東大さん」


「ラリってるとか使わない……仕方ない」


 ふっひひひひぃいいいいいwwwwwwwwそーだぁwwwwwwww俺wwwwwwww誰かレイプして監禁されよぉおおおおwwwwwwww監禁プレイの逆レイプぅううううううwwwwwwwwwwww



「フンッッ!!」


「くぽっ……あっ……」



 突如襲い来る痛み。いや、痛みという概念を通り越した衝撃に俺は困惑を覚える。鳩尾にめり込む拳のせいで俺は上手く息を吸うことが出来ず、小刻みに息を吐くことしか行うことができない状態になった。



「東大さんの拳が!! 辰海さんのお腹に!!」



 この拳は霙ちゃんの……? はっ……冗談キツイぜ……



「いい……パンチだった……よ」



 外でこの広い大空に向かい高らかに鳴る12時を告げるサイレンが、俺の耳に確かに届いた瞬間。俺はその場に崩れ落ちた。




「なんか……ドラマみたいですね……!! 火サスです!!」



「死んでないから……ちょっとふたばちゃん。こいつ持ってくけどお留守番できる?」



「はいです!! 待ってます!! ところでどうやって持ってくのですか?」



「店長呼ぶ」



「……あれ? 気絶させた意味……あれ?」






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