俺氏、捨て子を拾いました
第7章 みつばじゃないよ、ふたばだよ
さて、お二人がお仕事に行ってしまったので私も何かしますです。
とは言ったものの食器の洗い物は終わりましたし……布団は干しましたし……掃除は……辰海さんがゴミを捨てると時々発狂するのであまりできませんし……
むむ……やること無さすぎてまずいです……これでは私が辰海さんの代わりに暇人をしてるも同然です。
こういう時、辰海さんは何をしてたか……
「あ、そうです」
私は辰海さんがいつも触っている機械の存在を思い出しました。
私はこの機械の名前を知っています。パーソナリティーコントローラー略してPCです。
ふふふ……私が博識なのがバレてしまいました。お恥ずかしいです。さすがです、ふたば先生です。
一人二役の先生ごっこも疲れたので早速辰海さんのようにPCを触ってみます。
……
触っても真っ暗です。ぶち壊れてます。