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腹黒ドS王子の愛する人

第1章 第一章

サラサラとした髪の毛が手から零れる。



「んッー...いてぇ.....」



まだ意識がないのだろうが葵が寝返りをうつ。
最初見た時はめちゃくちゃ怯えた顔してたくせに俺の下だとめちゃくちゃ強気だったな。
そういうやつって従順にさせたくなるんだよな。



でもいきなりはまずかった。無理させたな。




「早く目覚ませ。」




目を覚ました時にお腹が空いているだろうから葵が作るはずだったオムライスを作る。


「勝手にキッチン使うけどごめんな。」


葵が寝ているベッドの横に水を置いて寝室のとびらをしめる。






なにやってんだ、初対面の人の家で。





そんなことを考えながら料理を続けた。

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