腹黒ドS王子の愛する人
第13章 平穏
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「西条、ごめんっ......」
早くかえればよかった。
西条の言うことを聞いて榊の手を振り払えばよかった。
「ごめんっ、ごめ........んっ....ふぁっ.....」
西条の唇がまた俺を捉える。
そしてどんどんと交わりを深くして俺を快楽の中へ沈めて行く。
「謝らなくていい。それより、あいつに何された?」
「へっ.....」
「全部俺で消してやる。言え、何された?」
その言葉に涙がにじむ。
「体、触られた。」
そう言うと西条の手が俺に触れる。
「他には?」
「首、噛まれた.....」
西条は俺の首元を触るとそこに噛み付いた。
榊とは違う西条の舌が首を滑ると俺のは素直に反応する。それだけでもう頭は真っ白だ。
「怒ってないのかよ.....」