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腹黒ドS王子の愛する人

第13章 平穏














その後は普通にご飯食べて、何もせずに眠った。

相変わらず俺を抱きしめる西条の手は冷たかった。







ただ、今は何も考えずこの手に全てを委ねたい。









夢であったと、冗談であったとそう言って欲しい。
そんなかないもしない望みを願いながら、薄れゆく記憶の中で







「誕生日おめでとう。葵、愛してる。」














そんな、声が聞こえた気がした。

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