テキストサイズ

腹黒ドS王子の愛する人

第13章 平穏

「んっ....はぁっ.....ばかっ、やだ.....!」





西条の強引なキスから顔を背けて肩で息を整える。




「今更、こんなことすんなよっ......!」






こんなことをされたら、益々俺はお前を忘れられなくなる。





「やっとこっち見た。」





西条の声に顔を上げるともう一度優しいキスが降ってくる。






だめだ、どうしようもない。体が喜んでしまう。


この人と触れ合うことに。






「頼むよ、葵。心配事をかかえたまま行きたくない。」





お前のことなら尚更な、と西条は笑う。






「ばかっ....やろっう.......!」






ストーリーメニュー

TOPTOPへ