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腹黒ドS王子の愛する人

第13章 平穏

「ちゃんと飯食ってないんだって?」




「........関係、ないだろ。」





違う、こんなこと言いたいわけじゃない。





「関係ある。お前が倒れでもしたら俺は安心して向こうに行けない。」




その言葉に頭がかぁっと熱くなる。







「なんでっ........もう、帰れ。」




「あ?」







俺がこうなってんのは誰のせいだよ。




俺が倒れたってどうせお前はいってしまうのに。










「帰れよっ!!......んっ....!」








勢い良く布団から飛び起きれば待ってましたと言わんばかりに西条が俺をかすめ取る。

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