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「こんな無防備な先輩、滅多に見れないし。」






一気に寺石を包む空気が変わる。



「へっ.....」



「ふっ、本当に隙だらけですね？」











「今ならあんたのこと、さらって抱けるかも。」





耳元で囁かれ背筋がゾクゾクする。






いつもの天使みたいな寺石はどこいった！？




これじゃまるで悪魔じゃないか！！





「て、寺石！」



「なんですか、センパイ？」





普段の人懐こい笑顔はなく逆に妖艶な笑みを浮かべて
寺石は俺を支える。






「お、おい、そんなとこさわんな！」



「俺は普通にしてますよ？」











ほんと、やだ....!