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腹黒ドS王子の愛する人

第14章 再会

西条、西条。





「さいじょうっ.......」




うわ言のように、ただ欲するように名前を呼ぶ。


なんで夢なの、会いにきてよ。連絡くらいよこせよ。



「さみし....」


初めてこぼした弱音。










まるでその言葉が合図のように、そう呟いた瞬間、ダイニングにつながる扉が開いた。









そこには、さらに大人っぽくなった愛しい人の姿。





頭が真っ白になる。









なんで、なんで.......






「何で、ここにいるの......」




























「さいじょうっ......!」

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