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腹黒ドS王子の愛する人

第18章 二人の日常

「うわああぁぁっ....」





叫びまくって出し切った声。


最後に俺の小さな声が響くとちょうど映画はそこで終わった。





長かった...!!






「西条のばかっ....」



「んー、葵可愛かったなー。」





まるで俺を無視するかのように答えると西条は足の間に挟まる俺を強く抱きしめた。






「ずっと、こうしててーなー。」



首筋に埋まる西条の頭をなでて慰める。




「頑張ってよ、今越えれば楽になんだし。」




「ん.....」







俺もさみしいよ、でも頑張ろうよ。






「西条好き。」



「俺も。」







お互いそう言うと、今度は正面から抱き合った。

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