腹黒ドS王子の愛する人
第4章 熱
「よし、上出来!」
出来上がったお粥を持って寝室に入る。
「西条できたよ、食べれる?」
寝室を覗き込むと布団にくるまって眠る西条の姿があった。
なんか、小動物みてぇ。風邪ひくとここまで変わるのか。
「んっー.....」
どきっ!!!なに今の声...!
なんか、ムラムラしてきた........
おかしいだろ、西条だぞ!?
「あ...おい...?」
「お、おきたか。お粥食べれるか?」
のそりと西条が体を起こす。
弱ってんな。
「んっ...頭いて....」
ムラムラっ
いつもより声が掠れてっ.....
なんか下半身が熱い。