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腹黒ドS王子の愛する人

第1章 第一章

「よし、落ち着いたか?」


「はい....」



うわー俺なにやってんだ。初対面の人の前で泣くの我慢とか恥ずかしすぎだろ。





でも改めて見るとやっぱりかっこいい人だ。


こういうのをイケメンっていうんだろうな。




「本当にありがとうございました。何かお礼させてください!」




こういうのは男としてちゃんとしておくべきだろ!!



あんま高いことは無理だけどな!





「あんた名前は?」



不意にそんな言葉をかけられる。


「北浜葵です。」



「そうか、俺は西条秋夜だ。礼は何でもいい。葵がしたいことしてくれ。」



不意な呼び捨てに少し戸惑いながら俺は一生懸命にお礼を考えた。



そうだ。






「おれんちでご飯食べて行きませんか?」

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