貴方が好きなんです!
第14章 このままで…――
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私「ううん。大丈夫だよ」
嘉「じゃあちょっと場所も変えよ?」
私「場所を…?いいよ」
あたしたちは教室の前から階段の方に行った。
嘉「昨日はごめんね…」
え…――?
それだけで来てくれたの?
私「え?昨日のは大丈夫だよ!」
嘉「でも嫌な思いさせちゃったよね…」
私「……」
嘉「あたしね…涼介君から聞いたの…涼介君が別れた理由…」
私「言わないで!!!!どうせ,あたしの事嫌いになったとかでしょ!?そんなの聞きたくない!!!」
嘉「萌笑夏ちゃん…大丈夫だよ。落ち着いて…違うよ…そんなんで涼介君は別れないよ」
え…じゃあ別れたのは
他の理由なの……?
嘉「涼介君からメール来てない?」
私「来てないよ?どうして…?」
嘉「ううん…何でもないよ…でもいつかメール来ると思う…」
私「え……?」
嘉「それより,別れた理由なんだけど…――」
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