貴方が好きなんです!
第12章 転校生
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声をかけてきたのは…
同じクラスの和田裕太だった。
裕太は意外にモテていて,皆からの信頼が深い。
頭も良く運動だって出来る。
普通にかっこいい。
でも涼介君には負けている。
あたしが廊下を歩いているとこ,いきなり話かけられた。
私「なに?」
ぎゅっ。
私「いっ,いたっ!ちょっ,離してよ!!」
裕「涼介と付き合ったってホントかよ……?」
私「そ…そうだけど,それがどうしたって言うのよ…」
裕「俺,お前が好きだ」
私「……え?…」
あたしコクられた?
裕「だから,お前が好きだ」
私「え…あたしには涼「いい…返事なんて分かる…」
裕「お前には涼介がいるからな…涼介が嫌になったら,俺のとこに来い。俺が愛したる」
どきっ!
え…今どきっって…
私「……」
あたしの腕は解放された。
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