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貴方が好きなんです!

第12章 転校生



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嘉「和田裕太?…」

私「うん……」

嘉「萌笑夏ちゃんは涼介君と付き合ってるんでしょ?だったら答えは決まってるじゃない」


え…答えは決まってる…?

私「え…」

嘉「あ…あたし,時間だ!ごめん!もう行くね」

私「あ,うん!ありがと」


答えは決まってる…
あたしはずっと悩んでいた。


よし,部活行くか。


私「こんにちは!」

先輩「こんにちはー!」


私は席につき,裁縫を始めた。

先輩「萌笑夏ちゃん,河村君と付き合ってるってホント?」


え…ぼこされる?

私「…あっ…は,い」

先輩「あら,良かったわね!河村君と付き合えてさ」

私「え…殴らないんですか?」


あたしがそう言ったら先輩達が目を丸くしていた。


先輩「え…なんで?」

私「いや…あたしと涼介君が付き合ってるますから…」


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