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☆幻想窓☆

第3章 某国の姫さん

だがテルは満月であることを知らない

だからこの結果。

もう鳴かないのかなと思い
テルは立ちあがり夜道を月と共に歩いた

だけれど───
「ギャウウウゥゥ!ガルルルルルル!
グアァァァー」

オオカミの鳴き声が
近くで聞こえた

ビックリして、テルはその場で座って
しまった。

「ひぃ…こ…怖い」

帰りたいと思うけど、見つかってしまうと
思うと怖くなる─────

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