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☆幻想窓☆

第3章 某国の姫さん

そのとき

「ガオオォォォ!」

獣が鳴いた。

「ひぃぃ!」
テルは体をビクッとさせた。

「ガルルルルルル!」
「ギャウウウゥゥ!」

複数の獣が鳴いている───

「えぇぇぇこれどうすればいいのー」

「ガルー、ガルウゥゥ!」

ここの王国には
”満月の獣“が存在する

満月の夜に
満月の獣は嘆くように鳴く────

これが某国の特徴。

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