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「離すわけなかろう…こんなにも愛しいのに」

ホルは耳元でボソ…とささやいた

はぁ、何なんだろうこの人

「あぁ！？」

テルは強いたいあたりをした。　

ホルの手が離れた。

強くしすぎたかなという後悔もあるが
後悔をかき消し、ホルを蹴る。

「…っいたっ…」

痛そうにしている。

ごめんなさいとは言えないな…

「あ…っ」

やってしまったなぁ…