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☆幻想窓☆

第3章 某国の姫さん

「わかりました、ごめんなさい
ただ…テル様…、私のほうを見てくれると
うれしいのですが…」

わたしはもう下を向いたまま。
向いてやることすらできねぇ。

「おねだりしすぎ、それでもあんたは
使用人なの」

「はい、テル様を愛す一人の男です」

キッパリと言うね
なんか引くどころか、すごいわ

「なんか余計だけどありがと。」

帰り道でデートしてるような感覚なのは気のせい?

「余計…なんだかガッカリですが
まぁテル様の本当の気持ちでしょう」

ホルはわたしの隣でひとりごとを言った

「まぁね」

2人は某国の城に帰りました────

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