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☆幻想窓☆

第4章 気持ち悪いお父さん

「詠美子、もうねるのか?」
気持ち悪い、お父さんが言った…

はぁ…
「いいでしょ別に」
あたしは寝室に入り、布団に入った。

「ふっ…寝させるわけないだろ?」
また始まった…

お父さんが布団に入ってきた…
布団にはいり、寝転ぶあたしの隣にきた。

お父さんはあたしをギュッと…
布団の中で抱きしめた。

「大好き…詠美子」

あたたかい、あたたかいけど…
気持ち悪いし、イライラする。

「いやぁ!離して!」
離してくれないコトは分かってる。
無意味なコトも分かってる

抵抗は
逆にそそられるということを──

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