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☆幻想窓☆

第4章 気持ち悪いお父さん

「あたしはスケベじゃないからね」

大の字の体勢で息を吐く。
すぅーっと。

「ディープキスした時点で詠美子はスケベ。」

「意味分かんない、エロイのほうが
正しいでしょ」

禁断の時間が終わると
ツンとした性格に戻る。

デレはないよ。

「そうだな、ははは、すまん。
それにしても今日の詠美子は一味違うな」
 
「………。」
恥ずかしい。
ノーコメントでお願い。

「今日の詠美子、可愛いかったな
また明日も愛したい」

お母さんには秘密の日課──

「………。」
イヤだけど
脳はうれしがってるんだろな。

まぁ心ではいやだけど
脳の思うがままにさせようか…

脳が行動してくれる
命令してくれる…

脳があたしをイヤらしくさせる…

いつか…キス以上のことをするんだろな

まぁ遠い未来の話だけど

あしたもあおってあげるよ
おとうさん

おしまい。

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