箱……護
第1章 取調室の甘時
「しかし…
彼女は…媚薬をよくOKしたな…
抵抗ある女性もいただろ?」
有馬は、クスッと笑い…
上目遣いで俺を見た――――…
その目線に…ドキリとしたが…
相手は男だ……
残念極まりない――――…
「恵美は…自ら欲しがったよ…
痛みを押さえて…快楽も得られる…
おねだりする恵美の顔は…それだけで…一発抜けるくらい…セクシー…
全部…僕の物にしたくなる…
全部…全部―――――…」
うっとりと…頬を赤らめ…彼女との営みを思い出す有馬の顔は…
どの女より…セクシーな気がするのは……
俺が…有馬に毒されたからか…
「―――…全部…ね…
でも…貴方のような美男子なら…女性から…貴方の物になりたい!!って…近寄るのでは?
女性だけでは…ないかも…」
俺は、何を――――――…
「ふふふ…男性も…たまに来ますが…
男性は……体が硬いから…好きではないですね…
筋肉が……ちょっとね…」
「ハハハそりゃ…そ〜だ…」
俺は、少し…ガッカリ…した…
有馬に…何を期待しているのか解らないが…
何か…変な気持ちに…なる…