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箱……護

第2章 取調室の悪魔


「え…?梅木さん…ど〜言う事ですか…

恵美さんが……

亡くなった――――――…?」









「あっ――――…ぁ!うそ…だ…

あっ…あっ…あぁ………

うっわああああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!恵美!恵美〜〜〜〜〜!恵美にあわせて下さい!恵美に!恵美、恵美!えみ、えみ〜〜〜〜〜〜〜・!」





取調室には…



有馬の…声にならない叫びと…彼女の名を呼ぶ声が渦を巻き…嵐の様に…舞い上がった―――――――…


綺麗な顔が――――…揺れる…


涙で飾られる――――…




泣き顔も―――――――…


有馬は…美しかった―――…








俺は―――――…


刑事らしからぬ目線で…



有馬を眺めていた――――…





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