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箱……護

第2章 取調室の悪魔




「うっ…ぅう…う……嘘だ――――…恵美…恵美…どうしたら…いいんだ…


僕は、もう……生きていけない…


もう…ダメだ―――――…もう…」



有馬は、手錠で繋がれた手で顔を覆い…



涙を流す――――――…




「―――…媚薬の…後遺症ですか…」






「―――――…違う…

出血多量……」






「…出血…多量―――…?」





梅木さんは…机の上に…


一枚の写真を置いた――――…












そこには…








両腕…両足を付け根から切断され…横たわる…


一人の女の写真だった――…







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