箱……護
第3章 狂愛の事実
『――――…恵美、撮してるよ…』
『―――…うん…』
案の定…ハンディカムの中身は…
有馬と遠藤 恵美の…イチャイチャした生活風景だった……
日付は…約一週間前……
遠藤 恵美の…両腕、両足は…
まだ…彼女に付いていた――…
『あぁ…恵美…可愛いよ…
大好きだよ―――…君を…
食べちゃいたいくらいに―…』
ゾクッとした―――――…
有馬は、遠藤 恵美を見つめ…
愛をささやく―――…だが…
“食べちゃいたい”は……
俺にとっては…反応せざる終えないワードとなっていた…
全裸になる二人の…
……愛し合う行動…
しかも…
有馬の体は…画質が微妙なハンディカムでも…
目を見はるほどの美しさを俺に見せつけた――――…
白く…光る……美しい体―…
遠藤 恵美も――――…
その美しい体に魅了され…うっとりと見つめる…
『―――…葵……の…体になれるなら…食べられちゃっても…私いい…』
『あぁ…恵美―――…なんて可愛いんだ…
愛しているよ…愛している―――――…』
有馬は、囁きながら…遠藤 恵美に媚薬を与える―――…
吸引タイプの媚薬を彼女に与えた有馬は―――――…
体を隅々舐め回し……
反応を楽しんでいた―――…