箱……護
第3章 狂愛の事実
言われてみると……
有馬の動きに…無駄はなかった―――――…
「まさか……他にも…?」
「余罪があるかもしれないぞ…
なんて…サイコ野郎だ…」
梅木さんは、取り出したタバコに…火を着けず……握りつぶした…
『あっ―――…ぁ…あ…あが…が…』
『ん?恵美?なんだい?そうだね…
もっと一つになろう…
愛しているよ――――…』
画面の有馬は、血まみれで……録画だとわかっているが…
鉄臭い血の臭いがしてきそな生々しい状態だった―――…
すると…画面が真っ暗になった――――…
「終わりですかね……」
「……まだ…後三回は続くんじゃね〜か?
腕や足は、一本じゃね〜からな…」
俺は、真っ暗な画面をみつめた――――…
そして…
冷や汗が背中を流れるのが解った…