箱……護
第1章 取調室の甘時
俺は、気を取り直し……
調書を書くことに専念した…
ただの…過激なSMマニアなカップルなだけではないか?
痛くてsex出来ないのが可愛そうで…媚薬を与える…
変態カップルだろ――――…
「――――…恵美は…
美しく泣くんです――――…
イク時は…大量の汗と潮を吹き出し…僕を喜ばせてくれる…
愛している二人の…普通の関係です…
もう…恵美に…会わせてくださいよ……
今日は夕飯もまだで……お互い…お腹が空いているんですよ…」
俺は、調書を書きながら…
バカップルの営みを書かないといけない惨めさに…この場を去りたかった―――…