箱……護
第1章 取調室の甘時
コンコン…
取調室のドアがノックされ…
一人の刑事が顔をだし…
梅木さんを呼んだ―――…
「梅木さん…電話です――…」
病院に行った刑事から…電話か?と…俺は、梅木さんを見た―――――…
「ちょっと…席を外す…」
梅木さんは立ち上がり…
取調室を出ていった―――…
俺は、一時中断した取り調べに…「はぁ〜」っとため息をついた…
「ったく……彼女と…楽しむならもっと上手に…近所迷惑にならないようにしろよ…」
俺は、直ぐにでも釈放になるであろう有馬に…雑談を始めた――――――…
「刑事さんも大変ですね…
恋人同士の営みで通報がきたら…動かないといけないみたいで…」
有馬も、俺の会話に笑顔で答えてくれた…
「…しかし…媚薬つかってって……綺麗な顔して…ヤることブッ飛んでるな…」
有馬は、手錠のかかった手で口元を押さえて笑う…