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第7章  高校入学


なんとかアツシ先輩の申し出を断り帰宅

自宅近く
家の明かりが見えた時

「橋野さん?」
女の人に呼び止められた
男の人だったら身構えたかもしれない

でも
制服…同じ学校の人
誰だろう?
知らない人だ
だけど優しい声色
「ちょっといいかな?」
あたりが暗く
表情まではわからない

相手が私を見て名前がわかるのに
もしかするとまた私が覚えていないだけかもしれない
こんな時間だ
緊急な用事かも
誘われるままついていく

近くの公園とも呼べないくらい小さなベンチと公衆トイレがあるだけの場所

ほとんど街灯もなく
真っ暗と言っても過言ではない

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