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第10章  ユウト side 回想


彼女の家を訪ねた

けど、まだ帰ってないって心配そうなお母さん

ますます悪い予感が膨らむ
カナエちゃんが何事もなく帰ってくる可能性だってある
お母さんには自宅にいてもらって
アツシは西側
僕は東側を探すことにした

人生でこんなに必死で走ったことあったかな?
冬の肌寒さなんてとっくにどっかいった
とにかく走った

どんどん不安が膨らむから

どこからか笑顔でカナエちゃんが出てくることを願って

とにかく闇雲に走った

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