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第13章  告白


「はぁ
マジかぁ…」

頭をぐしゃぐしゃやってる
アツシ先輩?

ふぅ!
大きく息をついて
私を見た

「カナエ」
ソファーをポンポン
また…
じっ
と見つめてる
その目に吸い寄せられるみたいに隣にいく

ぐいって座らせる
私の顔を覗きこむ真剣な瞳

「オレ…勘違いして…最初怒ったりして…ストーカーとか言ったりして…
ごめんな

本当は両想いだったんだな…
最低だな…オレ」

消えちゃいそうに小さい声…アツシ先輩らしくないょ…
私は頭をブンブンふる

「最低ついでだ!
はっきり言う!」

…開き直ったのかな?

「カナエ…オレあの時のお前の涙にやられたんだ

ずっと気になって…
オレのせいで泣かせたくせに
もう…泣かせたくないって
思ったんだ」

アツシ先輩…

「好きだ」

涙が溢れてきた…
嬉しくても涙ってでるんだ…

「カナエが誰の彼女になっても…
オレはお前の幸せを祈ってるよ」

ちょっと悲しそうに微笑んだ

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