
光
第15章 作戦決行②
「もう遠慮しないからな?」
ギラリって目が光って見えた
木を背もたれみたいに立っていた私を
先輩はギュって抱きしめて
たくさんキスの雨をふらせた
深く浅く縦横無尽に私の中をかき回して
色んな方向からキスがふってくる
息が苦しくなった頃
顔や首、あちこちにキスの嵐
足の力が入らなくなって
ずるずる落ちそうになったら…
私の両足の間に先輩の足が!
ぎゃー
そんなところにっ!?
先輩の太ももがっ
先輩の太ももに馬乗りみたいになって
恥ずかしくて思わず涙が
「カナエの泣き顔ヤバい」
うっすら目を開けると
アツシ先輩の顔がなんだか男の顔って感じで
ドキドキ心臓が弾けそう
「泣かせたくないのに…」
指で涙を拭う
「もっと泣かせたい」
耳元で囁き
また深いキス
胸がキュンってなった
