
光
第15章 作戦決行②
頭にだんだん靄がかかって
ここがどこか今なにしてるのか
わからなくなってくる
ただ先輩の腕の中が幸せで
先輩の体温が暖かくて
ずっとこうしてたい
そう思った
すると胸をくすぐるみたいに先輩の手が動きだして
くすぐったくて身をよじると
先輩がある一点を摘まんだ瞬間
電気が走った
「ひゃぁ…」
変な声がでた
恥ずかしい
「やっ」
否定の声がでる
「いや?やだ?」
先輩がまた耳に直接言うから
ぞくぞくって体が震えて
「変な声が…恥ずかしぃ…」
素直な感想が口からでる
