
光
第17章 攻撃
「とうとう本人登場か…」
腕組みして考えこむユウト先輩…
作戦は一時中断して
話し合う為にユウト先輩のお家に集合した
「本人が来るとは予想外だな…
僕の時は本人じゃなく、取り巻きのヤツだったのに」
さらっと衝撃的な発言!!
「ええっ!?」
あの時、誰かいたの!?
私の驚きっぷりを見てクスリと笑うユウト先輩
意地悪な笑顔
「カナエちゃんはそのままでいいんだよ?
下手に芝居しろとか言ったら…緊張して出来ないでしょう?」
そうですね
その通りです
「アツシも芝居は無理だろうから…人がいっぱいの遊園地って訳
2人して気がついて緊張したりしたら作戦がバレる」
そうだったのか
全くおっしゃる通りで
「さて…
向こうが餌に食い付いたことはわかったけど…
この後の展開なんだよね
開けてみないとわからない…パンドラの箱」
少しおどけて言ったけど…
当たらずも遠からずって感じだ
何が出てくるんだろう…
悪いことしか起こらないような気がする…
