
光
第18章 反撃
私は夢中で叫んだ
「今からでだっていいんじゃないですか!?
これからだって遅くないです!!」
私の勢いにトウコ先輩はビックリして固まった
アツシ先輩はクスッて笑って抱きしめてくれた
ギュ
あわわっ
皆がいるのにっ
「オレの彼女最高でしょ?」
すっぽり腕の中にいるから皆の顔もアツシ先輩の顔も見えない
ただ…ものすごい甘いアツシ先輩の声が聞こえた
嬉しい…恥ずかしいけど
「フフ
そうね
私なんかでも…これから頑張れば変われるかしら?」
腕の力が揺るんで振り返った
今まで見た表情の中で1番晴れやかなトウコ先輩の笑顔だった
