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第3章  心


「まあ…
勉強はオレじゃ力になれないな」
だから言えなかったのかと納得したようだ
違うけど

「なんか…お前は自分で全部抱えこむ癖があるみたいだな?
勉強だったらユウトに言えばいい
あいつなら力になれる」

いつの間にか私の手を
アツシ先輩が握ってる

すごくドキドキするけど…暖かい

「オレだって勉強はできないけど
体力には自信あるぞ?」
キリッ

「ふふっ」
自信たっぷりに言うから
思わず笑っちゃった
なんでどや顔

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