Beautiful Love
第6章 彼奴とまさかの同居生活
ピッーピロリンーー♪
それはタッチパネルにもなるのか!?
てか、なにしてんの。部屋入んないの?
先程の指紋認証なんたらをスマホのようにタップしてる高橋をチラリと見るとそれはそれは真剣な様子。
・・・黙ってみとこ。
「おい、黒木。ちょい手ぇ貸せ。」
手?はい。
「違う、そっちの手じゃない、右。」
はい、すいません。・・・てか何する気!?!?
私の左手を掴む高橋に睨みを利かす。
「おい、何睨んでんだよ。取って食いやしねぇから安心しろ。御前の指紋取るだけ。」
「指紋?」
「そ。このドア指紋なきゃ絶対入れねんだよ。だから指紋認証。」
「じゃあ、私の指紋がこれに登録されるの!?」
「まぁ簡単に言えば。」
すげ。吐姉妹のどっちかになった気分。ちょっと違うか。
無事、指紋認証が終わった。緊張したーー!
「確認でここに指置いてみろ。」
ーーピッーーークロキナツミヲカクニンシマシターーロックカイジョーーウィーーーン
うわっ、反応した・・・!でもなんか高橋の時と違う?
「このメッセージはいくらでも変えれるんだよ。試しに・・・・。ん、また指置いてみ?」
ーーーピッーーーサルレベルノシモンカクニンーーコンナニバカナシモンハアナタシカイマセンーーロックヲカイジョシマスーーウィーーーンーー
・・・十回死んで地獄に落ちろ。