Beautiful Love
第6章 彼奴とまさかの同居生活
「うし。指紋登録も終わったし、準備すっか。御前も手伝え。」
うげ、めんどくせ。
・・・と思っていた私は誰かしら?
高橋に案内されて入った部屋は、まさに豪邸だった。
こいつ、保健医だよな?なんでこんな家住んでんだよ。
「・・・っと。何が必要だ?着替えと鞄と・・・金があればいいか。」
やっぱり金なんだ。って!!なにその量!?諭吉が・・・数えきれん・・・。
軽く50はあるであろう諭吉は、高橋の手に軽々と収まっている。
カチャッーーポチーーウィーンーーーーシャンシャンシャンシャンーーーーーカチッーー
また訳の分からない機械!?に!?諭吉が吸い込まれてる!?
諭吉・・・御臨終。
ゴジュウマンエンヲカクニンーーゴールドカードニカンキンシマスーーーーシバラクオマチクダサイーーーーー
・・・ゴールドカード?換金?50万?
こいつ、マジであぶねぇことしてんのかな?
「なあ、御前うるさい。さっきから全部聞こえてる。」
嘘、また声に出してた!?
「あぁ、しかも結構前から。」
「すいませんね。」
「キスしたら許してやる。」
「はいはい、わかりまし・・・ってはぁーーー!?」
「あたりめぇだろ。散々俺の事を罵った罰。・・・・ん、早く。」
勝手に目瞑るなよ・・・やるしかないみたいな雰囲気じゃん。