
DAYS
第10章 ためらいは捨てて S×N
S side
「ああああっ。だめ、あっ。…っ。」
体を大きく反らせて、ビクビクと跳ねながら
白濁液を放つ和也。
何度も体が跳ねる度に、熱いモノが
喉の奥を通っていく。
「んー。いっぱい出たね。」
「や、もぅ。あっ。あーっ。」
嫌だ、なんて思ってもないこと言うなよ。
イッて中が締まったからか、
バイブが入口のほうまで押されてきてる。
「ね、ちょっと、ソレとってぇ。」
そんなお願い、聞くわけないでしょ。
もっとよがって。
もっとギリギリまで。
俺を欲しがる和也が見たい。
俺の手が、バイブの方へと動くと
あからさまにホッとしてる。
…違うよ?
抜かないよ?
不意をつくように、力を込めて
バイブをぐっと中に押し込んだ。
すると、途端に体を強ばらせて
「ぅあああっ。ふ、あ、やだぁあ。」
シーツをぎゅっと握りしめてる。
「あ、あ、あ。っぁあ。」
一際大きな声を上げて、
また体をビクつかせてる。
「…イッたの?」
「分か、ない。あっあっ。」
和也のモノを見ると、
まだ元気に勃ち上がったままで。
…もしかして、空イキしたの?
「な…んでぇ?」
「ん?」
「今、出なかっ、たぁ。ああっ。」
中で動くソイツに翻弄され続けてる
和也。
涙をぼろぼろ流しながら、必死に
言葉を紡いでる。
「えっろい体だなぁ…。」
和也のモノを、舌を出して
わざと和也に見せつけるように
下から舐めてやれば、
「ああっ、だめ、んぅう、やだぁぁ。」
やっぱり出るものが出ない。
空イキ出来るようになったのか。
思わず顔がにやける。
和也の体は、すっかり力が抜けて
ぐにゃぐにゃになって、ベッドに
沈み込んでる。
それでも尚、和也の中で暴れてる
ソイツが、この位置からよく見える。
「も、ダメ。しょ、翔。…っあ、翔。」
俺を探すように、空をさ迷ってる手を
取ると、俺にぎゅっと抱きついてきた。
和也の首元から甘い果実の香り。
ゆっくりと、和也の中からソイツを
取り出す。
「ふぁああっ、…っぁ。」
くてってなってるけど…。
ここからだろ?
