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DAYS

第11章 好きな時間 M×N S×O A×♡





「ちょ、ニノ。それ、俺のお菓子!」
「じゃあ名前でも書いててください。」
「それじゃあ幼稚園児じゃん…。」
「朝からよくやるなぁ。」


わちゃわちゃ言ってる二人を、
微笑ましく見てる二人と、相葉さんに
若干嫉妬してるのが一人。


収録前の楽屋の中。
いつもの光景。いつものやり取り。


「飽きないなぁ、二人とも。」


リーダーがふふって笑ってる。
隣では、翔さんも楽しそうに笑ってて。


「だって、楽しいんだもん。

ね?ニノー?」
「仕方なく付き合ってやってるんです。
このあいばかさんに。」
「あいばかってひどくない!?」


またぎゃあぎゃあ言い出した二人に、
半ば呆れてるような顔で失笑してる。


その二人の雰囲気もまた甘くて。


よく見れば、リーダーと翔さん、
手繋いでるし。


リーダーが、翔さんの肩にもたれて
ウトウトしてる。
それを嬉しそうに、幸せそうに眺めながら
リーダーの頭を優しく撫でてる翔さん。


「そこもラブラブだよね。」


相葉さんが、息をはーはー切らしながら
言ってる。

何してたんだ、楽屋で。


そんな相葉さんを尻目に、
ニノを見れば、しれっとした顔で
相葉さんをかわして、
さりげなーくヤキモチを妬いてた張本人の
隣の席に座ってる。


さっきまでの鬼のような形相は
どこへやら、一変して優しい顔になってる。



「潤、ヤキモチ妬いてたの?」
「うっせ。」
「ふふ。可愛い。」


ニノがちゅっと、軽く触れるだけのキスを
松潤と交わしてる。


「あーー!もー!
みんなが楽屋でラブラブしてるよぉ…。」


駄々を捏ねる子供みたいに、足をバタバタ
させてる相葉さん。


「もー!うるさい!あいばか!」
「あ、またあいばかって言ったぁ!
リーダーぁ…。

って、寝てるし!?」
「こんなに騒がしいのに、
何で寝れるんだよ(笑)」


すやすやと、翔さんを枕に
心地よさそうに寝てるリーダーを見て
自然に気持ちがほっこりしてる。


この五人の時間は、温かくて。
五人じゃなきゃダメで。



五人で『嵐』
五人だから『嵐』



やっぱり、みんなこの時間が
大切なんだろうな。

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