
DAYS
第11章 好きな時間 M×N S×O A×♡
「「「「は!?」」」」
4日ぶりの、全員での仕事。
収録前の楽屋には、4人の大きな声が
響いた。
「ちょ、うるさい。」
「「「「うるさいじゃないでしょ。」」」」
4人に囲まれて、その中心でしゅんとしてる
相葉さん。
「頭がちょっとついてきてない。」
「みんな同じだよ、翔さん。」
櫻井コンピューターがフル稼働してる。
さっきまで、眠そうにしてたリーダーも
翔さんの膝枕から飛び起きた。
ニノも、思わずゲームをしてた手を止めて
慌ててセーブしてる。
松潤は、よほど驚いたのか
持ってた雑誌を破いちゃってる。
「え?つまり・・・」
「相葉ちゃんには、恋人がいて。」
「はい。」
「しかも先輩で。」
「はい。」
「付き合い始めたのが?」
「・・・7年前です。」
「「「「7年!?」」」」
4人が一斉に、がたがたっと椅子から
立ち上がった。
「だから、うるさいってー」
「なんで言わなかったの!?」
「え、だってタイミングがー」
「俺らより前からってこと?」
全力で、こくこくと頷いてる相葉さん。
4人からの質問攻めを受けて、
ちょっと涙目になっちゃってる。
「「「「まじかぁー・・・。」」」」
全員(相葉さん以外)が深ーいため息を
はぁーっと吐いた。
「まぁ、相葉さんも幸せなんだ。」
「うん。」
「即答だね(笑)」
さっきまでの慌ただしい楽屋の雰囲気
からは一転。
いつもみたいな和やかな流れが
生まれていた。
「みーんな幸せなんだ、嵐って。」
「ほんとだね。」
「相葉さんだけ恋人、いないんじゃ
ないかって心配してたのに。」
「え?そうなの?」
「うん。
同じグループの中にさ、二組も
カップルがいたら、なんか色々
やりにくいんじゃないかって・・・。」
そんな思いやりのある言葉に、
涙ぐんでる相葉さん。
「みんなぁ・・・。」
「でも!」
「ほんっとだよ。」
「7年は無いわぁー。」
「うんうん。」
「また言うのー?」
別の意味で泣きそうになってる
相葉さんを、ニノがいじってる。
それを笑って見てる三人。
今日も、幸せは続く。
-Never end-
