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DAYS

第13章 愛のままに わがままに N×M



M side


せっかく貰えた刺激は、
すぐに離されてしまった。

指がくちゅ…という音をたてて
蕾から出ていく。


「はぁ。何でー」
「んー?ふふふ。」


コロンと俺の目の前に横になって
頬杖をついてる和。

実に可愛い。
可愛いんだけど、


「ちょ、恥ずかし…。」
「うんうん、恥ずかしいね。

だって、めっちゃ元気だもん。」


そびえ立ってる俺のモノを
指でぴんっと弾かれる。


「ぁふっ…。」
「そろそろかな…。」


和がぽそっと零した言葉。


ん?そろそろ?


「何がそろそろなの?」

そう聞いても、
「もう分かるよ。」ってかわされる。


その小悪魔な笑みが、脳を犯していく。


何なんだろう。
普段は、あんなに可愛いのに。

いや、もちろん今も可愛いけど!


さっきから頬杖をついたまま、
一向に俺に触れようとしない和。

そんな和の前で、脚を開いたまま
固定されて、全部さらけ出してる俺。


恥ずかしい。

恥ずかしいんだけど。


「潤。腰が揺れてきてるね。」


くすっと和が笑う。


「や、揺れてない。」
「潤は、視姦でも感じるんだぁ。」
「…っ!」
「ふふ。えっろいなぁ。」


俺、変なんだよ。


和が俺を見てるって思うだけで、
体が疼いてる。

和が欲しくなる。


俺を舐めるように見てるその瞳も、

時折唾を飲み込んでる喉の動きも、

服からちょっと見えてる鎖骨も、


全部堪んない。

和を見てるだけで、イきそうなほどに
体が熱くなってくる。


体の熱が上がるほど、呼吸も荒くなる。


「はぁ。あ…。」
「潤?」
「和。体が、あっつい…。」
「うん。辛そうだね。
大丈夫?」


そう言って、俺の額にこつん、と
頭を傾けてくる。


「あっ、はっ、あ。」
「熱は…ないんじゃない?」


和が触れてくれる部分から、
体がもっと熱を持ってくる。


心配そうに俺の顔を見てるー…


って。

今、笑ったよね、和。

にやって。
やってやったぞ、みたいな笑顔で。



「和。何かした、でしょ。」
「ひどいなぁ、俺は心配してるのに。」


そう言うと、俺のモノを口に含んだ。

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