DAYS
第2章 愛愛愛 S×A
A side
「ーー…って言ってくれてからさ、
もう3年も経ってるんだね。」
付き合って3年目の記念日。
そんな日だってことと、
久しぶりだったってこともあって、
ベッドではかなり盛り上がった後。
ひょんなことから、
昔話に花が咲いていた。
「もう3年かぁ。早いな。」
翔ちゃんの腕枕の中で、
ウトウトと夢心地になってくる。
あれから変わったことといえば、
一緒に住むようになったことかな。
毎日こうやって過ごせることって、
幸せな事なんだなって思う。
そりゃ、喧嘩もしたし。
忙しくてすれ違ってたこともあったけど、
それを乗り越えて、今こうして
一緒に居られる。
もう毎日が幸せで。
毎日。
翔ちゃんのことを見る度に、
考える度に、
想う度に、
声を聞く度に、
抱かれる度に、
どんどん好きになってる。
あの時よりもずっと。
毎日櫻井翔に惚れてるの。
3年も経つと、それなりに分かってきて。
普段は甘えたりしないのに、
熱が出たらすごく甘えてきたり。
料理。苦手なくせに、
俺がいない間にこっそり練習してたり。
可愛い。って言ったら、
うるさい。って言って、顔を赤くしたり。
「…そういう反応が可愛いんだけど。」
ってこっそりぼやいたら、
聞かれてて。
あの日の翔ちゃんは…変態だったな、うん。
でもそれも翔ちゃんで。
もう、俺の全部が翔ちゃんなの。
もちろん、翔ちゃんは俺ので。
全部が愛に溢れてる。
翔ちゃんの俺を呼ぶ声も、
俺を見る目も、
俺を抱く腕も、
優しい笑顔も、全部。
「大好きだよ。」
って言ったら、
「愛してる。」
って返してくれるような。
そんな人。
櫻井翔。
俺の大切な仲間。
大切なパートナー。
大切な、旦那様なのです。
-end-