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DAYS

第17章 All I Want For Birthday Is M×A




M side




「潤。」


ベッドに横たえてる綺麗な天使。


白いドレスを纏わせて、
ベッドに沈み込んでる。


穢れを知らない華が、
俺の下で咲き誇る。



白百合みたいに純真で、
ひまわりみたいに暖かくて、
たんぽぽみたいに力強くて。


可憐で。
色っぽくて。
艶っぽくて。

たくさんの愛を注ぎたくなるような。



ま、もうたーっぷり注いでるけどね。


もっともっと愛でたくなる。

愛せば愛すだけ、
どんどん可愛くなる。綺麗になる。











「じゅっ、ああっ。
あ、やぁ。んんっ。」
「嫌…なのっ?」
「ぅああああ!や、ああっ、
や、じゃない、からぁっ。」



快感を逃がすように反らされた背中。


そのラインが美しくて、
天使の背中にそっと唇を落とす。


「ひゃっ、はぁ、あっ。」


それだけでも反応する雅紀が
可愛くて。



「中、締まったよ。」
「やだぁぁ、知らっない。
んんっ、は、あっ。」
「ほんっと、可愛い。」
「ふぁっ、あっ、潤っ。ああっ。」


乱れれば乱れるほど、
綺麗になっていく。

甘い声が、
俺の脳を、俺の体中を

染めていく。
犯していく。


それが何よりも気持ちいい。


「もっ、ダメぇ…っ。」
「これで、最後っね。」


もっと、と煽るように
雅紀の中が蠢いて奥へと誘ってくる。


「あっ、…っ!」


さっきよりも締まる中に
呆気なく俺も中に放った。


「はぁ、はぁ。

ね、潤。」


力の入らない腕を
精一杯俺の方に伸ばしてくる。


ね、可愛いでしょ。


その腕をとって、
自分の胸に引き寄せる。


「今日は本当にありがとう…。」


今にも綴じそうなまぶた。

瞳をとろん、とさせて
俺を見てる。


「ほんっとにね。」
「うん?」
「だぁーいすき、だよ。」


照れたようにはにかむ雅紀が
本当に好き。

ありきたりな言葉だけど、
これ以上の言葉はないから。


しばらくすると、
すやすやと寝息が聞こえてくる。



「雅紀。お誕生日おめでとう。

これからも、ずっと一緒に…ね。」



-end-

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