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DAYS

第19章  身長差のない恋人 N×O





「はぅ、あああっ。はっやぁ。」


2本の指が出入りしてる。

その行為が眼前で行われてる。


思わず唾を呑んだ。



「かずなり、かずぅ…っあっ。」



俺の名前を何度も呼んで、
それでも手は止まらない。

口の端からは、だらしなく涎が
垂れていて。


だけど、それもまた卑猥で。



「ねぇ、も、お願っ。

熱っい、奥が、あっ、熱っいよぉ…。」
「…え。」


2本だった指を3本に変えて。

それでも足りないのか、
腰を揺らしてる。



「助けて、かずなっり。

助けってぇ。」



濡れた瞳、その姿が下半身に直撃。

ずくんっと全ての血が集まってる。


蕾を解かしてる智の指を引き抜いて、
脚の間に割って入る。



「もう挿れるね。」
「ぁっ、あああっ。」


泣いたって、暴れたって止まれない。


暴れるかな、って思ってたら
智の体は痙攣を繰り返してて。


「っ!中、やばっ。

え、智、イったの?」
「熱、いっ。もっと…もっとぉ。」


智の締まりは緩むどころか、
さらに俺のモノをぎゅんぎゅん
締め付けてきてる。


その顔は、恍惚としてて。

俺の方をはっきりとは捉えてない。


「どこ見てん、のっ!」
「あぅ、やぁぁぁぁあ!」


奥まで届くように、少し角度を
変えて勃てば、


「ひゃぁっ、やぁぁっ。…っ。」


お腹の辺りに熱いモノが
じわりと広がってく。


ちょっと変じゃない?



これは、アイツのせい。

媚薬入りのヤツをくれやがった。
よりによって。


何でだよ!









「もぉ…ってて。」


荒い息遣いが響くリビング。

床には散乱してるゴム。


「腰、いったぁ…っ。」


これじゃあ使いもんになんないじゃん。
俺の腰!

明日収録で追い詰めてやる。
あんのあいばかめ。


ソファーを見れば、


「んー、すー…。

ふふ、かずなりぃ…っ。
も、ダメぇ。」


小さく丸まって、変な寝言言って。


どんな夢見てんだよ。

まだ足りてないの?



「だめだ。眠たい。」


寝室に戻って、ベッドで寝ようかと
思ったけどやめた。


起きた時、寂しいから。

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