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DAYS

第19章  身長差のない恋人 N×O




おまけ♡



A side



やばいよやばいよやばいよ。


珍しくニノからのお誘いで、
ニノの家に飲みに行ったの!



リーダーの事だった。
まぁ、くっつくのも時間の問題だと
思うんだけどね。


そしたら、ニノが酔いつぶれちゃって
帰してくれない。
だから、リーダーを呼んで。

とりあえず頑張れって、
ローション渡しといた。



までは良かったけど!

ニノに気を取られてて、時間を
忘れてた。


携帯が鳴ったなぁ、と思ったら
翔ちゃんからの電話。

全身の血が、サーっと引いてくのが分かった。



「もしもー」
「今どこにいんの!?」


やっぱり怒ってますよね。


「…ニノの家です。」
「ニノぉ!? 何で!?

いいや、あとで聞く。」
「はい。直ちに帰ります!」



電話が切れてからは、猛ダッシュ。


やばいやばいやばい。
完璧に忘れてた。


今日はニュースがあるから、
遅くなる翔ちゃん。

それまでには帰ろ、って思ってたのに。


気づけば日付は変わり、
時刻は2時を回ってるし。


今日は大事な日なのに。






玄関を開ければ、腕を組んで
仁王立ちしてる翔ちゃん。


「遅い。」
「翔ちゃん、ごめん!!」
「俺、めっちゃ頑張って早く
帰ってきたのに。
雅紀が遅れてどうすんの。」
「はい。…すみません。」
「とりあえず上がって。」


翔ちゃんに言われるがまま、
とぼとぼと翔ちゃんの後を歩く。


「何で遅くなったの?」
「ニノに相談事されてて。」


一通りのことを話せば、

「まぁ、時間の問題でしょ。」って。
やっぱり、あそこはくっつくよね。って。


幸せになって欲しいなぁ、って
ほわっとした気持ちになってたら


「で。遅れた罰は、
きっちり受けてもらうよ。」
「げっ。やだやだやだ。」
「やだじゃない!
何で忘れちゃうの?



初めてのコスプレ記念日。」


これ、俺の恋人。

どうしようもない変態。


だけど、どうしようもなく好き。



だけど…



「記念日、多すぎ!!

ほぼ毎日あるじゃん!?」


やっぱり変態。



-end-

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