
DAYS
第22章 2人のBirthday M×S
「え。どうしたんだろ。」
時刻は、気が付けばもう4時前
って、
「え!? もうこんな時間なの!?」
「んー…今何時??」
眠たそうにしてる。
だけど、寝ないんだね。
踏ん張って耐えてる相葉くん。
…ニノは、寝ちゃってる。
「4時前。」
「ふふ、やばいねぇ。」
いやいや、呑気にいってるけど
テンションがおかしくなってきてるよね?
「で、どうしたの?」
「あぁ、リーダーからメール。」
「珍しっ。」
「だろ?」
なんて会話をしながら、
メールを開くと
「え?」
「ん?どうしたの?」
「潤、リーダーの家にいるって。」
「大ちゃんとこに?」
…やっぱり、家には帰ってないんだ。
そんな寂しさが、また込み上げてくる。
あれだけ泣いたのに、
気を抜いたらまたポロッと出てきそうで。
「こんな時間まで飲んでるって。」
「え?それまずくない?」
「潤、明日仕事あるのに。
それに智くんも。」
「2人とも潰れんじゃない?」
「智くんは飲んでないみたい。」
潤がずっと俺の話をしてるけど、
どうしたらいい?って内容。
…どうしたらって言われても…
俺もどうしたらいいのか分かんない。
無責任かもしれないけど。
「…どうしよう。」
「迎えに行ってあげたら?」
「でも…。」
どうするか迷ってる。
そんな時、また俺の携帯が震えて
今度は電話だ。
「もしもし?」
『もしもし、翔くん?
メール読んだ?』
「読んだよ。ごめん、潤が…。」
『その事は心配しないで。大丈夫。
で、どうしよう。』
「やっぱり迎えに行きなよ。」
『あ、相葉ちゃんもいるの?』
「うん。」
おはよー、なんて普通にあいさつしてる。
何でそんなテンションで
いられるんだよ。
「迎えに行くよ。」
『本当に?』
「うん。」
『でも、遅いしいいよ。』
智くんは、事情をちゃんと知ってるようで
気を使ってくれてる。
「でも悪いし…。」
『あ、じゃあ悪いと思うならさ。
早く仲直りしなきゃね。』
顔は見えないけど、
絶対に笑ってる。
この人も、暖かい人だ。
