DAYS
第28章 ヤキモチの答え M×A
M side
雅紀と結婚してから、
もう2年ほどたった今。
クイーンサイズのベッドの上で2人。
部屋の照明は、ベッドサイドの
テーブルランプだけ。
「ねぇ、潤。」
「んー?」
「もっとぉ…っ。」
俺たちは、まだまだ熱々。
結婚してから、熱は冷めるどころか
燃え上がる一方で。
毎日新しい雅紀に出逢える。
それが楽しくてしょうがないんだ。
今だって、可愛い可愛い俺の奥さんが
俺の下で乱れてる。
ランプの柔らかいオレンジの光が、
雅紀を照らしてる。
みんなの前じゃ、絶対に見せない顔。
俺だけの顔。
いつもは笑顔で明るいイメージの雅紀が、
どこか妖しいランプの光で
プロフィールを大きく変えてる。
横顔だけでも俺を煽る。
昂らせる。
「もー…堪んない。」
「あっ、あぁっ。
潤っ。ぎゅって、して。」
激しい抽送の最中、
言葉を必死で紡ぐ。
水分を多く含んだ瞳が、
俺だけを映してる。
そのすべてが愛しくて。
「おいで。」
余裕なんてないクセに、
余裕のあるフリをして。
スマートに、格好よく
雅紀の腕をとる。
そのまま雅紀の体を抱き起こすと、
あぐらをかいた自分の脚の上に乗せた。
「ぁ…、ぉく来たぁ…。」
そう言って、俺の首に腕を回して
ぎゅっとしがみつく雅紀。
ぎゅってしてって言ったのに、
雅紀にぎゅってされちゃったよ。
そんな可愛さに、胸がきゅんとした。
ゾッコンだって、自分で分かる。
仕方なくない?
こんな可愛い奥さんもらって、
ゾッコンしないほうがおかしい。
こんな可愛いとこ、
他のヤツには絶対に見せないけど。
下から奥目がけて数回突き上げると、
「あ、イッちゃ、出る…あっ。」
「くぅ…っ。はぁ。」
雅紀の締め付けに持っていかれて、
2人同時に達した。
脱力しきってる雅紀。
「抜いてよ…。」って、
真っ赤な顔していう。
その姿に大きくなったのは、
言うまでもない。
「ちょ、潤!?」
「ごめん、もう1回。」
「あ、ぅあっ。ひゃ、あ、潤っ。」
何度求めたって、
雅紀は可愛い。