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第28章 ヤキモチの答え M×A







「で。

決意してニノの家に行ったら?」
「ニノがとっくの前に、
親にちゃーんと話をしてて?」
「ウェルカム状態だった、と。」


時は経って、今日はもう火曜日。

5人での収録が終わったあと、
みんなで飲んでるところだった。

お酒もそこそこ入ってきた時に、
この前の俺の実家での話と、
この間の日曜日の話をしたんだ。


「翔ちゃん、あんだけ悩んでたのにね。

あの悩みって何だったんだろね。」
「こら、雅紀。
翔くんも気にしてるんだから。」
「はーい。」


ちゃっかり相葉くんの隣を確保して、
くっついて飲んでる潤。


「ほんと、色々迷惑をおかけして…。」
「出来の悪い旦那がすみません。」
「出来の悪いって…。」


どっと笑いが起こる。


「いいなぁ。何か夫婦って感じする。

新婚さんかぁ。いいなぁ。」
「大ちゃーん。俺にも言ってー?」
「はいはい。」


テキトーにあしらわれてる相葉くんに、
また笑いが起こった。


嵐には2組の夫婦がいますって、
よく考えたらすごいよな…。


しかも最近、何だか潤と相葉くんが
新しいステップにいったっていうか、
前よりもまた親密になってる。


その理由を聞いても、
潤が顔を真っ赤にするだけだし。

潤を見てたら、

「翔は俺だけ見てて。」

何て、隣で可愛い奥さんが言うから。


「新婚旅行とか、行かないの?」
「あー、新婚旅行かぁ。」
「いいなぁ。俺も行きたいなぁ。」
「えー、大ちゃん。
新婚旅行行くの?

…え。
誰と!?」


全員の視線が一斉に
智くんのほうへと集中する。


「俺にもいるよ?
旦那さん。」
「あ、そうなんだ。」
「綺麗な人だよね、きっと。
どんな旦那さんなの…

は?」
「「「「旦那さん!?」」」」
「ありゃ?言ってなかったか?」

「「「「聞いてないよ!」」」」




-end-

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