DAYS
第29章 エメラルド O×S
あぁ、いい笑顔だなぁ。って
見惚れてたら、
すぐにその笑顔は、妖艶なものになって。
「じゃあ、智くんが脱がせて?」
こんなのに勝てる理性を
持ってるヤツがいたら、教えてほしいよ。
スイッチが入った、翔の顔。
俺の細胞の全てを誘惑して、
血を沸かせるような感覚にする瞳。
なで肩から見える、
綺麗に浮き出た鎖骨。
もう止まらない。
「脱がせてください、だろ?」
今日の俺は、少しおかしいみたいだ。
でも、そんな日は
翔だって普通じゃない日みたいで、
「…ベッドに行きましょ?
ご主人様。」
って、恥ずかしそうに俺の手を
引っ張る翔がいた。
寝室の電気を付けようとしたら、
その腕を掴まれて、引き寄せられて
キスをされた。
「…っんぅ。は、ん、ふぁっ。」
「はっ、しょう…っ。」
漏れる吐息は艶めかしくて。
甘美なめまいがした。
「ここに座ってください。」
そう言って、ベッドサイドに
座らされる俺。
その時に、ベッドサイドのライトを
つけておく。
これに関して、翔は何も言わなかった。
座らされるとすぐに、
俺の膝を割って、間に体を滑り込ませる。
「ご奉仕いたします。」
それだけ言い残すと、何の前触れもなく
俺のスウェットと下着をずらすと、
うっすら反応しかけてる
俺のモノを躊躇うことなく口に運んだ。
「…ぁっ。」
思わず声が漏れる。
体がびくっと跳ねる。
そんな俺を見て、
くすっと笑うと、さらに舌を絡ませてくる。
ジュルジュルと立てる水音と、
俺の荒い息が聴覚を刺激する。
「も、いいからっ。
離して?」
「…イってください。
ご主人様の、飲みたい…です。」
頬を赤くしてそんなことを言う翔を見て、
気が付けば白濁を、翔の顔に向かって
吐き出してた。